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天気予報用語集
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地域を表す用語予報期間を表す用語時刻を表す用語
特殊な意味で時刻を表す用語天気変化の傾向と時間区分を表す用語
天気現象を表す用語降水確率台風の階級台風経路図
風の強さ海上警報波の高さ


地域を表す用語
北日本 北海道・東北地方
東日本 関東甲信・北陸・東海地方
西日本 近畿・中国・四国・九州地方



予報期間を表す用語
今日 午前発表の天気予報では、発表時刻から24時まで
今夜 17時発表の天気予報では、発表時刻から24時まで
明日 明日の0時から24時まで



時刻を表す用語
0時 (主な用語) (補助的用語)
未明 夜半過ぎ:0時の後、2時間くらい
 
3時  
明け方  
  夜明け前:日の出前2時間くらい
6時
早朝:「夜明け」からおよそ1〜2時間
 
9時  
昼前   日中:午前9時頃から18時頃まで
   
12時 昼頃:正午の前後それぞれ1時間くらい
昼過ぎ
   
15時  
夕方  
   
18時  
夜のはじめ頃   夜:18時頃から24時まで
   
21時  
夜遅く  
  夜半前:0時の前、2時間くらい
24時
  夜半:0時の前後それぞれ30分くらい
夜半頃:0時の前後それぞれ1時間くらい
   
注)「夜半」等(斜体文字の用語)は、できるだけ使わないことになっている


特殊な意味で時刻を表す用語
日中 「日中の最高気温」と用いるときは、9時から18時
「朝の最低気温」と用いるときは、0時から9時



天気変化の傾向と時間区分を表す用語
一時 現象が連続的(※)に起こり、その現象の発現期間の合計時間が予報期間の1/4未満であるとき
時々 現象が断続的(※)に起こり、その現象の発現期間の合計時間が予報期間の1/2未満であるとき
のち 予報期間内の前と後ろで現象が異なるとき、その変化を表すときに用いる
(可能な限り用いず、具体的な時間帯を示すように努める)
次第に ある現象が(順を追って)だんだんと変わるときに用いる
はじめ
(のうち)
予報期間の初めの1/4ないし1/3くらい
(今日、明日、明後日に対する予報では、朝の9時くらいまで)
(※) 連続的:現象の切れ間がおよそ1時間未満
断続的:現象の切れ間がおよそ1時間以上



天気現象を表す用語
快晴 雲量(全天を占める雲の割合)が1以下の状態
(予報上は「晴れ」と表現)
晴れ 雲量2以上8以下の状態
薄曇り 雲量9以上であって、上層の雲が中・下層の雲より多く、降水現象がない状態
(影ができる程度の薄曇りは予報上「晴れ」と表現)
曇り 雲量9以上であって、中・下層の雲が上層の雲より多く、降水現象がない状態
にわか雨 降水が地域的に散発する一過性の雨
雷電(雷鳴および電光)がある状態(電光のみは含まない)
雷雨 雷を伴う雨
みぞれ 雨混じりに降る雪、または、解けかかって降る雪
(「みぞれ混じりの雨(雪)」は誤用)
あられ 雲から落下する白色不透明・半透明または透明な氷の粒で、直径が5mm未満のもの
「氷あられ」と「雪あられ」があり、冬に降る円錐状の白い小さな塊が「雪あられ」
(予報上、「雪あられ」は雪、「氷あられ」は雨に含める)
ひょう 積乱雲から降る直径5mm以上の氷塊
水平視程(見通しのきく(空を背景として黒い目標物を識別できる)距離)が1km未満の状態
もや 水平視程が1km以上10km未満の状態



降水確率
予報区内で、一定の期間(予報期間)内に降水量にして1mm以上の雨または雪の降る確率

<解説>
現在、降水確率は6時間単位(週間予報では24時間単位)で発表されています。この6時間の合計の降水量が1mm以上になる確率が降水確率です。すなわち、降水確率70%の予報が100回出されれば、そのうち70回くらいは6時間の合計雨量が1mm以上になる(30回くらいは1mm未満である)ということです。6時間のうち何時間降るかとか、雨の強さはどれくらいかとか、合計雨量は何ミリかなどということは、一切関係ありません。20%の予報の日に100回洗濯物を干せば、20回程度は合計1mm以上の雨に降られることになります。
わかりにくい人はこう考えて下さい。秋田県の降水確率70%なら、県内の70%の地域で6時間の合計雨量が1mmに達する。自分がその70%の方にいるか30%の方にいるかは7分3分である、そう考えればわかりやすいでしょう。ただし、これは降水確率の正しい解釈ではないので、あくまで便宜的な考え方として理解して下さい。

降水確率予報は、その数字だけでなく、予報文と合わせて利用することが大切です。例えば、明日の予報が「曇り一時雨」で、降水確率が午前0時から6時間ごとに50%、70%、30%、30%だったとします。一時雨ですから、雨の期間は1/4未満。従って6時間以内と考えていいですから、確率と見合わせれば雨はほぼ午前中に降ると解釈できます。通勤時間が15分程度なら、出勤時に雨が降っていなければ傘は持たずとも、帰宅時を含めて雨に降られる可能性は少ないと判断できるわけです。予報の文章表現や解説などと合わせて利用するのが賢い利用法といえるでしょう。
ところで、初冬や春先など、「雨または雪の確率」、あるいは「雪または雨の確率」という表現があります。雨が先にあれば雪より雨の可能性の方が高く、雪が先にあれば雨より雪の可能性の方が高いという意味です。



台風の階級
台風の大きさの分類 台風の強さの分類
階級 強風半径 階級 最大風速
台風 500km未満 台風 17〜33m/秒
大型の台風 800km未満 強い台風 33〜44m/秒
超大型の台風 800km以上 非常に強い台風 44〜54m/秒
    猛烈な台風 54m/秒以上
(強風半径:風速15m/秒以上の半径)  



台風経路図
予報円: 点線の円で表す。予報時刻に台風の中心がある可能性が最も高いところを中心に、存在確率が70%の範囲を円で表したもの。
暴風警戒域: 実線の円で表す。予報円内に台風が来たときに、暴風域(風速25m/秒以上の範囲)に入る恐れのある範囲をいい、予報円の外側に実線で表される。
(予報円と暴風警戒域の円との距離が、暴風半径と考えてよい。この距離が次第に大きくなってくるときは、台風が勢力を増し、暴風域が広がっていると考えてよい。)

台風の進路予報図

暴風警戒域を表す円内に入っていない地域が安全とはいえません。台風が予報円の外に存在する確率は30%もあるのです。また、暴風域の外であっても、その近く(数十〜数百km)の範囲では強風が吹き、強い雨が降る可能性が高いと考えねばなりません。
逆に、暴風警戒域内全体が必ずしも危険なわけではありません。暴風警戒域の円周上の点は、台風が予報円の直近の円周上に来た場合の暴風警戒域の端であり、予報円の反対側に大きく台風がそれた場合には、大した風が吹かない場合もあります。



風の強さ
予報用語 平均風速
(m/秒)
おおよその
時速
風圧
(kg重/u)
参考
やや強い風 10以上15未満 〜50km/時 〜11.3 風に向かって歩きにくい
強い風 15以上20未満 〜70km/時 〜20.0 風に向かって歩けない
非常に強い風
(暴風)
20以上25未満 〜90km/時 〜31.3 鋼製シャッターが壊れ始める
25以上30未満 〜110km/時 〜45.0 立っていられない
猛烈な風 30以上 110km/時〜 45.0〜 屋根が飛ばされる



海上警報
風、霧、着氷について海上のみに発表される海上警報。風に関しては、海上の風が次の基準に達しているか、24時間以内に次の基準の状態になると予想された場合に海上警報が発表される。
海上警報の種類 風力階級 平均風速(m/秒) 平均風速(kt) 備考
海上風警報 7 13.9以上17.2未満 28以上34未満
海上強風警報 8〜9 17.2以上24.5未満 34以上48未満
海上暴風警報 10〜11 24.5以上32.7未満 48以上64未満 台風による場合
10〜12 24.5以上 48以上 温帯低気圧による場合
海上台風警報 12 32.7以上 64以上



波の高さ
波の高さの予報に用いられるのは、通常「有義波高(※)」である。
用語 波高(m)
おだやか
  0 から   1/10 まで
おだやかなほう
  1/10 をこえ   1/2 まで
多少波がある
  1/2 をこえ 1 1/4 まで
波がやや高い
1 1/4 をこえ 2 1/2 まで
波が高い
2 1/2 をこえ 4   まで
しける
  4 をこえ 6   まで
大しけ
  6 をこえ 9   まで
猛烈にしける
  9 をこえる      

※有義波高
実際の波は、様々な波長の、様々な波高を持つ波が複雑に混じり合っているが、連続する100波以上の波(例えば300波)を観測し、波高の高い順に並べた上位1/3(例の場合100波)の波高を平均したものを「有義波高」または「1/3最大波高」という。有義波高は目測した波高に最も近いといわれ、海洋、船舶関係では特に断りのない場合、波高は原則として有義波高で表現されている。最も頻繁に起こる波の高さの平均は有義波高の1/2程度である。統計的に、100波に1波は有義波高の1.6倍、1000波に1波は有義波高の1.9倍の波高となる。

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